峻空会トップページ > 特番 > 第12回 峻空会 親睦旅行とゴルフ大会の報告



お伊勢参り 一の鳥居と宇治橋を背景に

12回目を迎え、すっかり恒例となった峻空会の親睦とゴルフの旅が5月29、30の二日にわたって行われた。
今年の旅先はS38年卒業、水野正法先輩の故郷である三重県の津にお邪魔することになり宿泊先から観光先まで総てを手配いただき、観光組の一日目は伊賀の郷の「忍者資料館」に出向いた。
参加者はどうやらここで厳しい忍びの鍛錬が行われたらしくわずか半日ながら夜にはかなりの素早い身のこなしでコンパニオン嬢の間を疾走しまくり昼間の修行の成果をいかんなく発揮していたようだ。

一方ゴルフ組はS41年卒、兵庫在住の石川寿三郎先輩のご配慮から界隈随一の名門コース
ジャンボ尾崎 設計,監修による「津カントリー倶楽部」でプレーとなった。
時期的に梅雨に入る前にとこの時期を計画したが、残念ながら東京を出るときには大雨注意報のでる最悪のなか新幹線に乗り込み、ほぼ全員がプレーをあきらめた様子で新幹線内では盛大な宴会が繰り広げられていた。
それでも名古屋についた頃にはいったん雨もあがり希望を持たせてくれたが、それもつかの間でまた降り始め、今度こそは本気で諦め掛けたものだが、そこは流石に天照大神を祭神として祭る神々のお膝元、コースに着く頃には先ほどまでの豪雨が嘘のように糸のような細い雨に変わり、さしてぬれることも無くプレー出来たのには大いなる驚きと水はけの良いコースに感謝した。

二日目の観光は全員で今回のメインイベントとも言える伊勢神宮参拝、その後に伊勢、志摩まで足を伸ばして鳥羽水族館やら御木本パール島が予定されていたが、水族館では幼稚園の遠足とでもかち合ったかちびっ子たちの渦に巻き込まれ当たり一面に鳴り響くかん高い声にどうやら全員が頭痛に悩まされたのか、館の外に出てみるとほとんどの者がかなり約束の時間前に退避していた。


忍者屋敷での写真が手元に無いため、ゴルフ組みの写真を二枚ほど。

午後からのスタートの為、先ずは腹ごしらえ、
それにしても卓上にビール瓶が見えないとはお珍しい!!
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スタート前の一枚 前列左より石川、補陀、凌 
後列左 高橋、原、吉田、西、撮影者 吉村の八名が参加
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今年の大会は特に勝負にコダワルことなくまさに親睦ゴルフの醍醐味ともいえるほどの和やかさで進められたが、それでも後期高齢…の某お二人に、これといって優しさを見せる者は誰一人として看うけられず、ここがまた昨今の峻空会らしくて良い…。
例年の峻空会親睦大宴会といえば通常は3から多くて4人のコンパニオン嬢を迎えての楚々としたものだが、今年はちょっとばかりいつもと違った。

宴は どうしたの!!… あれれ!!… おいおい!!…から始まったのだ。

水野先輩の「心使いのお陰」としか言いようは無いが、全員開始早々に一本取られた感があった。

入り口の襖が空いて3〜4人、そしてまた2人。おいおいおい、5人かよ、あれれ…また2人!!!!… ええ…また来たぜ2人… そして最後にもう一人。

いやはや豪勢なことで一様に場が華やいで特に忍びの者達は今日の苦しい修行の後だけにようやく元気を取り戻したようで目に輝きがでた。

三重県津市 榊原温泉元湯館 これにて全員集合 敬称略
前列:綺麗どころと 西、 凌、半身の光武
二列目:吉村、高橋、原、石川、東、吉田、渡邊、和島、明庭(水野龍)、藤井、補陀
後列:菊池、水野、佐々木、鬼海、遠田 の面々
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すっかり恒例になった宴会風景を何点か披露

お世話になりました水野先輩、なついているのは同期の遠田先輩
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此れが無いと盛り上がらない… 忍者村帰りの会長さん
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決して電話番号を聞きだしているのではありません、
精算と値切りの真っ只中なのです ね渡邊事務局長殿
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遠田先輩の 正調 黒田節に合わせ 槍を持っての舞いではなく
ただ飲むだけの吉田莞爾翁のトクイ技  すでに目が据わってまっせ!
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かって浅草の某劇場で活躍していたと言う佐々木君の十八番…
けして肌や衣装には手を触れないように
この後、佐々木君は飲みすぎ、はしゃぎすぎで昏倒す!! お疲れ様
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かくて山深き三重の夜は静かに更けていくも、此れでも若手組みの我らは一部屋に5人で床を並べ豪快なるイビキの競演にひと時でも寝つきに後れを取れば朝まで眠れぬ夜を過ごすことになる、それはまさに闇の中の戦国と言えそうだ。


名湯 榊原温泉は本当に類まれなる湯でありました
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夜が明けて屋上の露天風呂で身を清め(伊勢神宮参りには欠かせぬ作法)朝飯を頂く。
二日目は先ずは伊勢神宮の内宮を参拝。
ホテルから1時間ほども高速道路を走っただろうか、そこは神がおわすに相応しい静かで深い森が見渡す限り当たり一面を包む荘厳な域に踏み入った。
東京ドーム110個分と言われる広大な敷地に生き続けてきた太古の森は総持寺や永平寺など寺院とはまた違ったゆかしさが辺りを潤わせるかのようである。
神宮の一番目の大鳥居から五十鈴川に架かる心持丸みをおびた宇治の太鼓橋を渡ると、そこからはまったく外の世界と異なった清々とした空気の流れが感じられた、
ジャリ、ジャリと音をたてながら進む参道の際までが深い森であった。


正宮前の石段で緊張の撮影、上に見える鳥居をくぐるとそこは神の領域、
一切の撮影も禁じられている
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伊勢神宮では20年毎に神社の正殿を新築し直す遷宮(せんぐう)と言う一大イベントが行われる。
第一回の式年遷宮が内宮で行われたのが持統天皇4年(690)との事で、以来1.300年以上に亘ってこの祭事が続けられてきた。
現在の正殿が建てられたのは平成5年の第61回遷宮、そして今から5年後の平成25年には62回目の式年遷宮が行われる、その場所は現在の正宮の左隣に静まりかえった広大な土地が用意されていた。
天照大神の祭られる皇大神宮(こうたいじんぐう)に向かって手を合わせるうちに深い森に抱かれた正宮の天上に目に見えない天空に通ずる一筋の光のような道の存在が感じられ異様なまでに異次元に触れた想いがしたのは確かだった。

今は何もないこの場所、平成25年にはこの石段の先に新しい神宮の正殿が建つ、
次のお参りはこちらになるかもしれない
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参拝を済ませて参道の「おはらい通り」や「おかげ通り」を隈なく散策し、ここまでくれば何はともあれ世間を騒がせた【名物赤福】を頂、昼食までの1時間以上を試飲や試食、地ビールの味見、はたまた焼き蛤やサザエのつぼ焼きと食すれば、やっと出てきた昼のコースなどにはほとんど手も出ず結局は流動食のビールを腹におさめることになる。

昼食後、バスは伊勢から一路 鳥羽に向かう。
途中 水野先輩の生家とほんの100メートル程のところを通過しながら、何度も言うが緑濃い山々に囲まれた静かなこの地で生を受けながらあれ程の豪傑になれるものかと興味がわきそのことを直接先輩に尋ねるとニヤリと顔を崩しながら「バカ…」と一言返ってきたが、その顔は少しばかり照れているように私には見えた。

目的の鳥羽水族館に着いたが、冒頭にも書いたとおり幼稚園生の渦に飲み込まれたことと、長い歴史のこの水族館は、沖縄だ、大阪だ、はたまた八景島シーパラダイスなどなど新しくできた巨大な水槽に悠然と泳ぎ回るジンベイ鮫などを眼にする機会の多い現代ではいささか迫力に欠けたのも子供たちの金切り声と相まって館の外への逃避行が早まったようだ。

そんな訳もあり当初の予定より早目に帰路に着き、4時前には津駅まで戻りここで旅は散会となった。
東京に帰る者、船で名古屋に向かう者、四国、九州、下関を目指す者などなど。
この集まりが楽しければ楽しいほどに別れのときはいつも年甲斐もなくセンチになる。

「オ…押忍、気をつけてな…また来年会おうぜ、 必ず出て来いよ…」

改札口で、ホームの向こうとこっち側とで声を掛け合って今年の旅も大いに楽しく終わった事を報告します。


改めまして今回の三重旅行にご尽力を頂きました水野先輩、石川先輩には御礼申し上げます、 ほんとうに有り難うございました。



追伸


旅の最中に次回の候補地が幾つか浮上してきました。

その1:島根県 出雲地方の旅(島根は遠田先輩の故郷)
その2:冬の山口県(補陀先輩の故郷 2度目になりますがあえて冬と書きましたのは言わずと知れた フグ の季節であります)
その3:秋の岩手県( 吉田先輩の故郷、ここも2度目、秋の訳はこちらも言わずと知れた松茸シーズン)
その他にも幾つかの候補が挙がっております、時期が参りましたときに改めてお知らせいたしますのでその節は是非ともご参加下ください楽しみにしております。
 


三重の旅 参加者 敬称略

凌 郁朗 東 久 補陀従道 水野正法 遠田昭和 田中大考 渡邊泰龍 菅原 武
藤井 正 吉田莞爾 菊池康盛 光武勝造 鬼海憲章 石川寿三郎 高橋俊介
原 継男 和島泰則 明庭龍童 吉村コ政 佐々木 均 西 明 以上21名

08’ 峻空会 三重県 伊勢 志摩 親睦の旅 H 20年5月29日、30日  完
N,Y


駒澤大学空手道部 峻空会
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