峻空会トップページ > 特番 > 第49回日本空手協会全国大会観戦報告


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兼ねてよりお知らせしてきました8/19〜20、シドニーで行われた松涛杯争奪世界大会の応援ツアーも終了し、24日には参加者全員無事に帰国いたしました事をまず報告します。
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大会報告が先か、珍道中記が先か悩むところだが、始があって終わりがある物事の道理から旅のスケジュールに則って進行させない事にはどうにも文が進まず、もし珍道中には興味のない方には恐縮ではありますがその部分をスルー願いたい。
旅立ちは成田、関空共に夕刻の9時前後のフライトながらシドニー空港到着には大よそ2時間半ほどの開きがあり、先着の成田組は後から来る関西組みを空港内で待ちわびながら飲む者、寝る者様々なライフスタイルで時間をつぶしたが、何と言っても日本の10月末を思わせる湿気のない爽やかさには蒸し風呂から逃げてきたばかりの者にとってそこは天国だった。


先ずは全員集合の記念撮影だがどうも場所柄に色気がない、 え、場所だけでない?
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到着のこの日は迎えのバスで市内観光やら両替、みやげ物の下調べなどなど益々テンションはあがる一方だ。
日本に来た外国人にしたらどこにあたるのか、シドニーといえばやはり此処だったが気候のよさと海の色、そして空気の澄み方も合わせてここの美しさは一流だった。


オペラハウスとハーバーブリッジをバックに
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ここで今回の珍道中に出演の役者連を紹介させていただくが、全員が役者なのでこの先も敬称は無い。
前列左から補陀(旧姓中山)、石川、和島(中腰)、補陀婦人、渡邊、西 夫人
後列左から石川婦人、吉瀬、東、小松原、佐々木、吉田、凌、西、そして添乗員の吉村
以上総勢15名の劇団員との紹介で良いだろうか。

一座はシドニーの二大名所オペラハウスとハーバーブリッジを一望できる丘の上の景勝地で何故か待ち受けていたスキンヘッドの怪しげな日本人から多額の両替を済ませ夕方には市内のセンターにほど近いホテルにチエックインを済ませたが、このホテルには奥家君、東 君のご両親や少年部を引率して大須賀君も同宿だった。
シドニー初のディナーは港に面した賑わったイタリアンレストランと決めたが、いやはや、初日から想像を絶する飲みっぷりにカネを預かる渡邊金庫担当と思わず苦い顔を見合わせることになった。  ま、いいか・・・
ホテルに戻るとあの部屋この部屋で焼酎が振舞われ、やがてにぎやかな一日目の夜は更けていった。
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この日は大会の予選日となるがどうした事かバスは一向に会場に向かわず一路「ブルーマウンテン」なるシドニー郊外の代表的な自然界に向かった。
日本の何倍とか何十倍とかガイド嬢が言っていたがブルーマウンテンも確かに桁の違うスケールで劇団を迎えてくれた。


緑の濃さから遠くがブルーに見えることからこの名が付いたとか。
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何しろこの国では何もかもスケールがデカイ。
傾斜角63度のかつて使われていた炭鉱用のトロッコでまるで地底にでも行くかのように一気に谷を下ったかと思えば、上からは青虫程度に見えていたケーブルカーで戻る。
最もこんな所を自力で上り下りさせられたひには命の保証さえないだろうと思うといささか肝が冷える。
帰路、山から1.000メートルほど下がったあたりでオーストラリア固有種だけの動物園で例の奴に出会ったが、奴とは後日ゴールドコーストでスキンシップを深める予定もありここでは省略させていただく事にする。
駒大苫小牧の勝利を電話で聞きながらホテルに戻ると予選で起きた少しハプニングが我々を待っていたが、人生にはこうした事が往々にして起きるもの、これを糧にしてもっともっと大きくなろうぜ ベイビー。
この夜は和食レストランで海の幸を堪能するも、ひょんな事から突然に某氏の怒りが火を噴き一時店内は騒然となった。
ああ、今日は早く帰って寝ようと・・・くわばら くわばら・・・・
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シドニーオリンピックの会場となった広大な敷地に建つ体育館がこの大会の会場だ。
チャーターバスで到着したがほぼ全員の気持ちとしては入場券を買って入る気が無い。
さて、どうしたものかと思案の最中、旨い事に大石先輩が通りすがるのを外から見つけて呼び止めた。
どうやら先輩も外で一服したいところだったようで首にかかったID、つまり身分証明のようなものを私が借り受けて中に入った。
会場への出入りはいたって厳しくIDカードをかけていてもチェックがある、小ぶりの小錦ほどもあろうかと思われる怖そうな奴が私の首にかかったカードを手に引き寄せて見ると大石先輩の写真にジャッジ(審判)と書かれている。
一瞬恐れ入った風の小錦だったが怪訝な顔で再度引き寄せた。どうやら髪の毛の量と髭の有無が彼の目に留まったようだが致し方なく私も頑張って睨み返しながら「高橋(あえて呼び捨て)は何処に居る」と強く言うと、どうやら本来はいたって気の良い男のようでニコニコと中まで案内してくれた。


入り口前のこの横断幕の前で入場する手立てを思案する
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中に入るとサブの小体育館では日本チームとアルゼンチンチームが練習の最中だった。
下の会場まで降りてスタッフへの指図でてんてこ舞いする高橋ディレクターをつかまえて事の事情を説明し、入り口で全員の右手の甲に入場確認のスタンプを押してもらいようやくの事で自由の身になれた。
思えばあれだけ豪勢に酒を飲みながらなんでわずかな入場料をケチるのか不思議な気がするが、何しろ此処まで来ても身内には徹底的に甘えきるのが峻空一座なのだ。
着座から一時間ほども過ぎたころ入場行進が始まり、そして式典が始まった。

開会式の半ば、突然我々には嬉しい事が起きた。
それは、卒業と同時にアルゼンチンに渡り、以来37年の永きに亘って指導に励んできた44年卒の井上光男君に「特別功労賞」が授与され、盛大な場内の拍手の中で井上が我々の席に向かって誇らしげに笑みを投げかけてきたのには共に感動した。
アルゼンチンの試合成績も実に見事なもので男子団体組手決勝戦では惜しくも二位に甘んじたとは言えこの日最も会場を沸かせた試合振りで日本チーム関係者はいささか背筋に寒いものを感じたのではなかろうか。


おめでとう&ご苦労さん 井上君
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さて、いよいよ観戦記に入ることにする。
駒澤勢は6名、それぞれの活躍があったが観戦記同様に試合の進行にしたがって進めさせていただくことにしよう。
昨日の予選を終えて男女個人形と組手のベストエイト。
団体組手はベストフォー、形のベストエイトが決勝日に駒を進めて熱戦が繰り広げられた。
男子団体形、駒沢勢の1,2,3で他を寄せ付けず
大会の圧巻は男子個人形だろう。
昨日の成績の下から順に演技は行われるが8人中6番目 斉藤祐樹 7番目 小林邦雄そして
最後の8番目の演技者が栗原一晃。

いずれの者も流石に世界大会のベスト8ともなればその出来も見事なものばかりだが6番目の斉藤がコールされて得意の 雲手 を演じると、これまでにも数人が雲手を打つ選手はいたがスピード、強さ、正確さ、そして何よりも彼の「極め」の音が会場に響き渡りこれまでの形とは異質のものとさえ感じさせられる見事さだった。
この大会の特長とも言うべきは自国との選手とはまったく関係なくも、良いものに対して盛大の拍手が贈られることと、反面納得いかないジャッジには容赦なくBooo・・・・が会場を揺るがす。
もちろん盛大な拍手の中、斉藤の得点は5番目までを大きく引き離して終了した。

7番小林、出待ちの間も一人離れ、終始静けさの中に身を沈めているように見えた小林の今日にかける集中と凛とした闘志は7月の武道館での全国大会を遥かに上回るものに見えた。
案の定、小林の打つ「五十四歩小」の出来ばえは前回を大きく凌ぐ素晴らしさでまさに円熟の境地に達した者だけが可能な「人間の美」がコート上に溢れ満場を魅了して止まなかった。

最終演技者としてコートに上がった栗原は7月優勝の自信と実績からか心にいささかも曇りが無いようだ。
ただひたすら王者として演じる「壮鎮」の重みは「拳は剣に通ずる」、その一撃で充分に一命を奪う空手本来の道を演じきり今まさに世界にその力を見せ付けた。

彼等三人の個々の力やそれぞれの持つ味わいは異なるが、何よりも史上初、駒澤の庭から世界の1,2,3が誕生した事はこの上なく嬉しい事でありこの事を報告できた事に何よりの嬉しさを感じる。

女子団体形
女子団体形には 東 千春 が日本を代表して出場した。
前回武道館でのこの大会、同じく日本チームで出場した東は少し運足しづらいマットに足を取られ応援席から思わず「あ・ぁぁぁ・・」の声が漏れたが、今回のコートは反対に滑りやすいとの声も聞かれきっと本人も、そして我々も心配したがそんな心配をよそに見事な「雲手」を披露して優勝を勝ち取った、」東自身はこれで世界大会2連勝になる。
えらいぞ・・千春先生・・・


満面に笑みをたたえた千春先生(中央の美女)の顔には安堵感と同時に貫禄さえが見えていた
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男子団体形
男子の形はこれまた素晴らしい事に斉藤、栗原と三人中二人が日本代表として出場した。
それもそのはず個人の1位と3位の訳だから当然な事で、得意形の違う小林がやむなく外れた格好になったわけだ。
形そのもの見事さは言うまでも無く他を圧する「雲手」で見事優勝をつかんだ。


日本チーム 中央に斉藤祐樹、そして向かって右に栗原一晃
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男子団体組手
日本チームの窮地を救ったのは杉山俊輔
今大会における駒澤勢の活躍ぶりは目覚しいものであったが、中でも際立ったのが杉山俊輔だった。
代表選手の選考はだいぶ以前に決定されていたようだが、杉山が7月の全国大会で二人の指導員を破って堂々の二位に入ったことはすでに報告したところであるが、その実績を評価されて出発間際になって追加でメンバーに加わった。
順調に歩を進めてきた日本チームだが準決勝のスエーデン戦にはそれまでの勢いが一転したかのような信じられない事態が襲った。
我々の二階席からちょうど対角の遠くに位置するBコートで行われている試合は確か日本のはずであり、その姿は遠目にも東洋人らしき様子がうかがえるが、行われている試合内容のお粗末さに我々の間で疑問が生じてきた。

「おかしいな・・日本のはずだけど日本ならまさかあんな試合はしないだろう」

「おいおい、どうなっているんだ、負けただろう・・・」

そんな声が入り乱れる中どうやら東洋人らしきチームは1勝0敗4引き分けで辛くも勝利した模様だが、試合の終わった選手たちがこちらに歩を進めてくると紛れもなく杉山を含む日本チームではないか。
その1勝4分けの貴重な、そして唯一つの勝ちを得たのが杉山なのだ。
杉山以外の選手は全員が協会指導員でチーム構成がなされていた。
しかし、それが今風の空手と言うなら仕方ないが、日本チームのほとんどの選手が先に技を仕掛ける事は無い。
ひたすら「出合い」でも待っているのか「後の先」に徹すると言ったところなのだが、とは言えいざ相手が出てくるとその大きくて、そして頑丈そうな相手の勢いになすすべも無く押しまくられ引き分けるにキュウキュウとなっているあまりの姿には寂しい限りだった。
唯一杉山だけが足を使い、下から崩しながらの攻撃で敵を翻ろうし勝利する。
1:0:4分け、杉山の活躍だけで得た勝利、それはそれで峻空会応援団としては大いに喜ばしいし誇らしいが果たしてこれで本当に良いのだろうか。
何しろ杉山の一勝で首の皮一枚ながらも日本を決勝まで導いたのは事実なのだ。

決勝の相手は井上率いるアルゼンチン。
奇しくも前回大会も同じ顔合わせだったが今年のアルゼンチンは以前にもまして力が付いていた。

開始間もなく先鋒は足払をくって、もんどりうって倒されてからの突きで一本負け。
次峰戦もアルゼンチンの上段後ろ回しで会場は割れんばかりに盛り上がったが、その声もすぐにブーイングに変わりかろうじて勝ちを得た。
中堅戦は引き分け。
1:1で副将戦の杉山、まさに杉山の勝敗で勝負の行方は決する大事な一番。
ここでも下から崩しての安定した「先の先」は見事に敵を撃破した。
2:1で迎えた大将戦は幾らか余裕も出てきたのかそれまでに見せていた消極空手から幾らか多少はましになって勝利した。

試合結果としては3勝1敗 1引き分けの形になったが準決勝、決勝の二試合はまるで足元が透けるような薄氷のコート上で戦っているかのように見えてならなかったのは私だけではないはずだ。
そして、あらためて杉山の活躍に我々はKomazawa Spiritを見ることができた。


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優勝の表彰台から降りた日本チームだが杉山の満足感漂う表情とはまるで対照的な顔や天を仰ぐしぐさに試合内容が理解いただけるだろうか。
杉山の頭上に張られた高名な書家 榊 漠弾 の手になる応援幕も念のためご覧頂きたい。

平 常 心 是 道

Show the Komazawa Spirit

S.Sugiyama


今大会のために駒澤からこの地に降り立ったのは我々応援団の15名、小林、奥家、斉藤、栗原、東、杉山ら選手6名、チーム総監督 泉屋誠三、審判員 大石武士、大会主催者 高橋俊介  
以上総勢24名。
残念ながら選手たちと現地で酒を酌み交わす機会も無く会場で別れたが、試合後 遅くなって井上がホテルにたずねて来てくれ、大須賀君を含めてほぼ全員で旧交を温め、井上が30分ほど離れた郊外の宿泊地に帰っていったのは次の日の2時に近かった。


駒澤全員24名集合
今回の観戦記に当たりましては試合中の写真撮影が許可制のために撮影できづ、
いま一つ迫力にかけますことをご了承願います。

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大目的の応援も素晴らしい成果の中で終了したことをご報告しながら珍道中は今しばらく続かせていただきます。
この日はシドニーを後にして次の目的地ブリスベン空港を目指して出発。
飛行場には昨日までの審判団や引率者らと多数顔を合わせあちこちから声をかけられる。
仕事で翌日には帰国した大石先輩、杉山君を除いて会いはしなかったが選手団も同じ方向に向かうはずだ。
ブリスベン空港からは送迎バスで一路オーストラリア最大の観光地の一つ「ゴールドコースト」へ向かった。
この辺りのスケールも半端なものではなく希望すれば土地なら幾らでもどうぞの雰囲気が漂っている。


ブリスベン市街を望む小高い方の丘の上で昼食
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さて、この日はシドニーのときと同じでバスでの観光や免税店の下見、両替、そして先に少し書いた「例の奴」とのスキンシップのためにあるところに出かけた。
そこは「ローンパインコアラ保護区」コアラ保護のための基金確保を目的にこの国で唯一コアラとスキンシップが許される場所だ。
実を言えばコアラもこんなにいると当初の感激も薄れまるで「コアラのマーチ」そのものだが、それでもいざこの胸に抱きしめるとなるとえもいわれぬ緊張感が全身を駆け抜ける。
そこで、普段口うるさい親爺連中がどんな顔で対面したか面白そうなところを幾つか紹介してみよう。

解 説 (▲写真をクリックすると大きく表示されます▲
左上:コアラに正面からにらまれ目をそらして舌を出し照れをごまかす 東 氏
右上:それまでほとんど無口を通していた吉瀬氏、何を思ったか突然元気を取り戻す。
左下:ずっと険悪だったムードをコアラに取り持ってもらったお礼にユーカリの葉を馳走する補陀夫妻
右下:あまりに自分に似た顔つきの男に抱かれてソッポを向かれた渡邊氏
   その横顔が瓜二つと思いませんか?

コアラを抱いた、そして今日も暮れていく。

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今日から団員は二手に分かれて行動する。
一方は念願のいざゴルフへ、もう一方は午前中ゆったりとホテルで過ごしてからご婦人方のお楽しみ、買い物、買い物と免税店へ草木もなびく。
コンダクターが和島と言うのがいささか心配だが行ってらっしゃい。

ゴルフ組はかって青木や尾崎がグラハム・マーシュらと戦った当時の名門コース「パーム・メドー」で歳の順にスタート。
 1組目:凌、東、補陀、吉田 (後ろから見ているとまるで前に進まない)
 2組目:石川、吉村、小松原、西の各選手

スタート前にキャデーマスターからの注意事項
  「イケポチ(池ぽちゃ) クロコダイルいるよ」
の一言で、かなりビビル者あり。



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この日の観光は全員で夜の「土ボタルツアー」に出かけた。
世界自然遺産の亜熱帯の森にだけ生息する「土ボタル」が漆黒の洞窟の中にプラネタリュウムの如くに青い光を放つ幻想の世界だが、これもいいが途中で見上げた南半球の星座群には息を呑む。
上空の「天の川」南半球ならではの「南十字星」や「さそり座」それを狙う「射手座」など降るようなな満天の星を堪能させていただいた。
機会がありましたら是非一度お奨めいたします、一度見る価値は大です。

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早いもので帰国の前日となった。ゴルフ組と観光組に分かれて観光はゴールドコーストの名物ともいえるホエールウォッチング。

この日もゴルフ組はいざ出陣、今日のコースは近年ゴールドコーストで一番と言われるG.ノーマン設計のGLADES.
今日の組み合わせは公平なるくじ引き、チーム戦でスコアー合計の勝ち負けで高額の賞金が負け組みから勝ち組に支払われる事になった。
 1組:凌、東、石川、吉村
 2組:補陀、吉田、小松原、西
距離もある上にポテトチップグリーンで目茶苦茶速いときたもので3パット、4パットの連続だが汗をかかない極上の気候で満足この上ない。
ちなみに勝負の結果は1組の勝ちとなった。



どの顔にも満足が満ち満ちてはいるように見えるが、実は負けた悔しさが腹の中で・・
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一方、鯨組は出航してから30分ほども鯨の姿は無く心配顔が出始めた頃、出てくる出てくる、次から次と海の色を青く変えながらの出現でおおいに楽しめた様子でどちらの組も満足でした。



捕鯨船の乗組員一同 大漁に笑顔がはじけている。
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そして明日はいよいよ帰路につく、さすがにこの夜ばかりは出歩く者も無く帰り支度に取り組んだ。
さあ、明日は4:30起床で5:30の出発 早く寝なければと頑張ったのに・・・

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あれほど言ったはずの起床時間と出発時間を勘違いした同室で山形出身の同期の坊は、朝もはよから2時半起きで頭は剃るはベランダでタバコは吸うわ、人は起こすだけ起こしておいて間違いに気が付くと照れ隠しなのかいびきをかき始めるしまつの悪さ。
まさに今回の珍道中を締めくくるに相応しい朝の始まりであったが、それでも一座は何のトラブルにもあわずにここブリスベン空港で関西、関東に別れて帰途に着くことが出来、参加者全員に心から御礼申しあげたい気持ちでいっぱいです。


おおっと・・・忘れるところだった。
今の感謝を込めて東 座長より一言ではなく写真だけでご挨拶申しあげます。

この写真、お分かりでしょうか? 某 北の将軍様がおしのびでSydneyを訪れたときに偶然見つけたときの隠し撮り。




それでは選手、役員の皆様お疲れ様でした。
そしてツアーにご参加くださいました峻空諸拳並びにご令室様、心からの感謝とまた今回のような楽しい機会が巡ってきますことを祈念いたして手を止めさせていただきます。

押忍

世界大会観戦記&珍道中記は これにて完
N.Y



駒澤大学空手道部 峻空会
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